前回のあらすじ
「ようこそおいでくださりました」
クロエを連れてヴェルゾ王国の建国祭に現れたラース一行。
クロエを冤罪に追い込んだ将軍を前にクロエはシャリオルト帝国のものだと宣言します。
そんな中、クロエを秘書にと考えていたラースの弟、エリクが現れて、、、
ネタバレ 62話
ーベリエ王国王城執務室
「例の秘書が来ないとはどういうことだ!?」
ベリエ王国国王アルヴィンが叫びます。
怒り狂う父王ですが、相手がシャリオルト帝国と聞くととたんに尻込みします。
「お姉様にお願いしたらなんとかしてくれないの?」
そう尋ねる妹ニコラに対してエリクは
「皇帝の後ろで震えていた姉上に何ができる!?」
そう叫ぶのです。
そうして家族の雰囲気が悪くなっている所に新たに報告書を持った文官が来ます。
「私が目を通さなければ大事になるものだけ持って来いと言っただろう!!」
そう文官に怒鳴りつけるとため息をついて父王はエリクに命令します。
「お前が残りはやっておけ」
そうしてエリクを残し、残りの家族は気晴らしにパーティーに行くのでした。
「クソッ!!」
一方、シャリオルト帝国皇城
「それではゼフォン様、クロエはこのまま私に任せて頂きます。」
そうしてゼフォンと別れると今回の旅の夜のことを思い出します。
”毎晩抱き枕にされただけだったけど、今までで一番、、、大切にされていたような”
頬を赤らめるラースに心配してクロエが声を掛けます。
「なんでもないわ、私達も行きましょうか」
そうしてクロエ達の部屋に案内します。
そこでヴェルゾ王国での生活の話を聞き、クロエと自分の家族を比べてますますラースはクロエに好感を抱きます。
「貴方の仕事場を紹介しても良いかしら?伝言を頼んだからすぐに来るはずよ」
そういうラースに不思議そうな顔をするクロエ。
ー庭園にて
「ラース様が私をお呼びで、、、、?」
〜FIN〜
感想
ラースの家族たちに一泡吹かせられて良かったでしたけど、割愛したのですがラースを馬鹿にするアホ家族たちが本当に不快でした。
いくらなんでもなんでそこまでできる!?ってなるくらい人間性が死んでいる自己中どもです。
誰かの犠牲の上でしか成り立たない奴らは早く滅びて欲しいものです。
それに比べてクロエは弟のためなら苦労は厭わない姿勢が本当に好感を抱きます!
心優しかったラースの家族はサシャとかクロエみたいな素晴らしい人物であるべきだと思います!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
次回もぜひお読み頂けると幸いです!