前回のあらすじ
”秘書”を救うべきかと思い悩むラース。
そんなラースを心配するサシャに以前の世界での彼女のことを思い出します。
”貴方の為に祈らせて下さい”
かつての彼女の行動に心動かされたラースは動きます。
ネタバレ 57話
バザロフとのやり取りの後、不機嫌なゼフォンは無意識にラースの部屋に向かいます。
「ゼフォン様?」
ラースの部屋に向かっていたゼフォンに周囲は驚きます。
しかし、一番驚いているのは当の本人であるゼフォン自身であったのでした。
”何故、俺はここに、、、、”
戸惑うゼフォンにラースは言います。
「ちょうど良かったです。ご提案したいことがありましたので」
そう言って部屋にゼフォンを誘うと早速、例の秘書の話をします。
「ヴェルゾ王国に優秀な人材が、、、」
「はい、ベリエに取られる前に引き込みたいのです」
そう言うラースにパーティーに招待されていることを伝えるゼフォン。
あっさりヴェルゾ王国への切符が手に入ったラースは拍子抜けします。
皇帝から確かな寵愛を受けるようになったラースの姿にシングは密かに喜びを噛み締めます。
「来週発つ、今回はその犬の同行も許してやる」
許可を出すゼフォンにラースは言います。
「皇帝陛下のお望みのままに」
ゼフォンを見送ろうとするラースの手を取りゼフォンは頬ずりします。
「ゼフォン様、、、、?」
頬を染めるラースの姿に思わずラースの手を落としてしまうゼフォン。
応接室は驚愕で包まれます。
感想
今回はゼフォンが可愛らしい回でした!
ラースに惹かれていることは自覚しつつも、まさか俺、ここまで惚れる!?と内心驚愕しているゼフォン。
幼少期からのトラウマを克服してゼフォンには順風満帆の皇帝人生を送って欲しいものです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!