前回のあらすじ
リリカの10歳の誕生日、それはパルータと呼ばれる特別な日でありました。
盛大に催されるパーティーに身がすくむリリカでしたが、
アティルに支えられて入場の挨拶をこなすのでした。
ネタバレ 69話
「パルータおめでとうございます皇女様!」
「お祝い申し上げます!」
「無事に成人を迎えますように!」
そこかしこからリリカへお祝いの言葉が掛けられます。
これ以上にないくらいの良い天気。
積み上げられた贈り物。
リリカは嬉しそうに笑います。
「おめでとうございます皇女様!」
ディアレがプレゼントを持って挨拶に来ました。
そのプレゼントは家門の支援を受けずディアレ自身のお金で買った馬の蹄鉄でした。
毒殺事件以降、皇宮の外に出られなくなっていたリリカはディアレとよく乗馬をするようになっていたのでリリカはそのプレゼントに喜びの声をあげました。
「、、、!ピヨルド」
次に現れたのはピヨルドでした。
「おめでとうございます。どうか無事に次の成人を迎えられますように」
ピヨルドは優雅に挨拶をしてリリカにプレゼントを渡すのでした。
それは鳥籠の鳥をモチーフにしたオルゴールのようなもので取っ手を回すと中の鳥が可憐に鳴きます。
とても喜んでいるリリカを尻目にピヨルドはディアレの様子を見ます。
その視線に気づいたディアレは敵対感を感じ、二人はお互いをライバル視するようになります。
「やっと私の番ですね」
タン騎士団長が現れ、リリカに贈り物を送ります。
「ん?ラウブ?」
突然現れたラウブに驚くリリカ。
「私からの贈り物はこいつです」
そう言ってラウブの肩を叩くタン。
「初めていただいた真珠をお返しして皇女様に私を一緒に差し上げます」
「どうか私をリリカ様のものにしてください」
かつてリリカがラウブを雇う時に渡した真珠を差し出し、
ラウブは騎士の礼をとります。
感想
今回の話はいかにリリカが皆に思われているのかよくわかる話でした!
ピヨルドと見つめ合うシーンも可愛かったです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!