前回のあらすじ
”あれ?声が出ない。喉がムズムズする、、、?”
アティルとアイスを食べていたら急に吐血してしまったリリカ。
倒れたリリカに家族みんなが駆け寄ります。
リリカの容体はー!?
ネタバレ 66話
「喉と胃、粘膜が傷んでいます。幸いそれ以外は大丈夫のようです。」
「ですが良くなるまでは十分な療養が必要です。」
医師の話では命に別状がなかったリリカ。
アティルの処置が早かったお陰で胃腸に毒は回りませんでした。
「私が看護するわ、リリカ!」
ルディアが言います。
「ルディア、こんな状態ではダメだ。お前も倒れてしまう」
アルテオスは冷静に言います。
”ママ、、、そんな顔は初めて見た”
”竜は空気と火でできた生物”
”陛下の目が燃えているように見えたのはそのせいかな”
”ブリンとラウブ、二人のことは怒らないで欲しいな”
”ママにもともと贈られたアイスだよね?ママを狙ったの?そうなら私が許さないんだから!”
「はぁ、、、、」
意識を失っていたリリカが目覚めます。
するとそこにピヨルドが現れました。
「ピヨ、、、」
「、、、リリ」
ピヨルドはリリカの前にへたり込んで泣いてしまいます。
「私は、、、どうしたらいいかわからないんだ。このままじゃ、、、」
具合が悪いながらも、ピヨルドの熱気を感じピヨルドを心配するリリカ。
”自分のことを傑作と言いながらもいつも不安そうな瞳がなぜか怖くなる。”
「壊れないで、崩れないで」
ピヨルドの頬に触れながらリリカは言います。
「皇女様はいつも私が喜ぶことを言ってくれますね、、、」
更に泣きながらピヨルドは宣言します。
「壊れません、割れません」
先ほどから香っていた花の香りがさらに強くなります。
「ー出ていけ、バラット」
リリカを目隠ししてアルテオスが言います。
”これは良い夢ね!好きな人がたくさん出てくるもの”
アルテオスの声が聞こえて嬉しそうにするリリカ。
対照的にアルテオスはピヨルドを睨みます。
「今日は見逃してやる」
そう言われると音もなくピヨルドは消えます。
「お父様、、、」
リリカを抱き上げベッドに戻します。
「バラットはまだ馬鹿げたことをしていたんだな」
熱気を放つピヨルドを思い出しながらアルテオスは言います。
そしてスヤスヤ眠るリリカを見て
「ルディアが知ったら大騒ぎしそうだな」
そう言って微笑むのです。
感想
バラットがやっている馬鹿げていることとはなんなんでしょうね、、、
それのせいでピヨくんは苦しんでいるのでしょうか?
リリカには早く全回復して頂いてピヨくんを助けてもらいたいものです!
最後まで読んで頂きありがとうございました!