前回のあらすじ
不適格者であるラウブを救う為、リリカはタン・ウルフに話を聞きに行きます。
「彼は衝動に対する制御が足りず、狼の本能が強くなる満月の日は人よりひどくなるのです」
タンの話を聞いてリリカはアーティファクトを作ります。
「どう、、、やって、、、」
アーティファクトの効果が出て、落ち着いたラウブ。
その目には涙が、、、、
ネタバレ 62話
「リリちゃん!可愛い!愛らしい!天才!」
寝起きながらに絶世の母がリリカに抱きつきました。
「ウバのリストから砂糖大根を選んだそうね」
そう聞く美しい母に目を白黒するリリカ。
「ママと契約して!ママが投資先を見つけるから利益が出たら分けましょう」
眩しい母に砂糖大根を全て譲るというリリカ。
「家族でもこういうことはしっかり決めておかないと!」
ハキハキと言うルディアに頷くリリカ。
そのまま楽しく戯れ合います。
母に紹介される商団の商団主にリリカは挨拶します。
「尊敬するお方のお子様にご挨拶致します。チャチャと申します。」
チャチャはリリカに贈り物をし、砂漠の民の混血であることを話します。
「ところで砂糖大根の栽培には時間がかかるわよね?」
リリカは尋ねます。
「錬金術師を通じて培養液を供給してもらう予定です。これなら来年にでも北部に砂糖を流通させることができます」
チャチャの発言にルディアは不敵に微笑みます。
「南部貴族たちは大慌てでしょうね、自分たちの利権がかかっているもの」
そうして話しているとルディアはリリカにプレゼントと言ってドレスを渡します。
「これを着てみんなに自慢してきてもいいかな!?」
それを見たリリカは嬉しそうに言います。
「本当にキレイでしょ?殿下」
リリカはアティルに自慢します。
「これはパニエと言ってペチコートの生地がしっかりしていて軽くて膨らんでいるの!」
ママが開発したんですと嬉しそうに言うリリカ。
「お前、殿下って呼ぶのやめてくれよ、、、」
と悲しむアティル。
その姿にほっこりするブリン。
「よし、次は陛下に見せちゃおう!」
と元気にリリカは走り出します。
「リリカ、大丈夫か?」
アティルは心配したようにリリカに尋ねます。
「近ごろの情勢を見ると、、、いや、その護衛と離れるなよ」
「あと、お前の暴れん坊の話し相手からも離れるなよ!」
とリリカに忠告します。
話し相手の話が出てリリカは不思議に思います。
「あれ、、、そういえばパイは?最近ずっと見ていないけど、、、」
ポツリとリリカは言います。
「、、、まぁ気にするな」
リリカの頭を撫でてアティルはそっぽを向いて言います。
「、、、あれ?執務室にもいない」
リリカはアルテオスを探します。
ブリンの助言でペンデュラムで探すと皇族用庭園でアルテオスはうたた寝をしていました。
感想
リリカが洋服の自慢するのを見て子供の頃私もやったなぁと懐かしくなりました笑
せっかくアルテオスを発見したのに寝ちゃってて残念だったね、、、
私だったら父親を叩き起こしてたけど、リリカは優しいから絶対そんなことしないだろうし、、、
早く気づいてあげて!アルテオス!!
最後まで読んで頂きありがとうございました!