前回のあらすじ
ピヨルドにカーテシーを習っていると突然アティルが現れ、
アティルはピヨルドに殴りかかります。
そんなアティルを止め、ピヨルドに手当をしたリリカは、、、、?
ネタバレ 44話
「アティルはなんでピヨルドが嫌いなんですか?」
そう尋ねるリリカに気まずそうにするアティル。
「俺が死ねばピヨルドの奴が皇帝になれるだろ」
と言い、ピヨルドとの関係を説明してくれるアティル。
ピヨルドの父親はアティルの叔父にあたり、ピヨルドは皇室ではアティルに次いで序列が高いのでした。
「え?違いますよね?今は殿下の次は皇女様でしょう?」
そう言うパイに一同固まります。
「権能」があれば皇帝として申し分ないが、一番大事なのはタカールであること。
つまり、
「私が2番目ですね!」
現在の皇位継承権第二位はリリカなのです。
不思議そうな顔をするアティルに部下が声をかけます。
「おっ来たぞ。ほら仲直りの記念だ」
そう言ってポニーを指差すアティル。
「、、、昨日はすまなかった。お前の客に乱暴な事をしてしまった」
そういうアティルにもう許していると言うリリカ。
ポニーに名前を付けます。
「新星、おでこに星があるから」
ポニーに乗って散歩をするとリリカはラウブに尋ねます。
「どうしてケンカする二人の間に入ろうとする私を止めたの?」
それに対して危険だからと判断したというラウブ。
そして
「そういう時は私を使ってください」
「私は、、、皇女様の盾だけでなく剣でもありたいのです。」
リリカは自分に気を遣って話してくれるラウブを見て思います。
ここまでラウブが私に気を遣うのは、ブリンと同じ側近である事を忘れていたから、、、?
ごめんね、ラウブ
お疲れ様、ラウブ
「わかった、これからはラウブを私の盾であり剣だと思う事にする」
頭を撫でられて嬉しそうにするラウブを見てリリカは思います。
立派な皇女様とは人に役割を与えるものかもしれない。
周りの大事な人たちを頼りながら
もっとすごい考えと賢明な判断を下せば
いつか本当に立派な皇女様になれるよね?
「皇女様!皇后様がお待ちです」
母の来訪に喜ぶリリカ。
ルディアはリリカを抱き締めつつ、鋭い目でラウブを睨みます。
どうして、あんな男を、、、
私の娘の護衛騎士ですって?
よりによって前の人生で、、、
「リリちゃん、話があってきたの」
「新しい護衛なんだけどママに選ばせてちょうだい、いいわよね?」
感想
皇女として目指す方向が決まりつつあったリリカですが、
今回はママが乗り越えるべき試練となりそうですね!
ラウブは無事に護衛騎士となることができるのか!?
最後まで読んで頂きありがとうございました!