前回のあらすじ
「これを着てみんなに自慢してきてもいいかな!?」
母のプレゼントのドレスに喜んでみんなに見せに行くリリカ。
アルテオスを探すと皇族専用の庭園でうたた寝していて、、、?
ネタバレ 63話
眠っているアルテオスを見てリリカは以前見た夢を思い出しました。
空を悠々と飛ぶ竜の夢。
なんとなく寂しそうに、悲しい気持ちになった夢。
大きくて強くてひとりの竜が
寂しそうな竜がなんとなく陛下にそっくりで、、、
陛下も実はすごく寂しいんじゃないかな、、、
私はママがいるから頑張れるけど。
陛下はどこから力をもらっているの?
前に断っちゃったけど、お父様と呼ばなかったことで陛下は寂しく思っちゃったかな、、、
「お、、、お父様、、、」
そう呼んだリリカをアルテオスは抱き締めます。
「少し重くなった。大きくなっているんだな」
笑うアルテオスにリリカはドレスを見せます。
「似合ってるぞ」
アルテオスにリリカはドレスの説明をします。
「ところで、こんなところで寝ちゃうなんて風邪を引いちゃいますよ!」
可愛いリリカを撫でながらアルテオスは
「、、、欲しいものはないのか?なんでもいいぞ」
リリカに聞きます。
「陛下から必要なものは全部もらいました。」
「夜になると私に魔法を教えてくれるし、ブリンも一緒にいさせてくれるし、」
「ママも守ってくれるって約束してくれたし」
「お前もだ、お前も俺が守るつもりだ」
リリカにアルテオスは言います。
自信なさげにするリリカを抱き上げながらアルテオスは思います。
自分が台風の目の中心にいることをこの子は知っているのだろうか、、、
人々は砂糖大根の権利を持つリリカについて話します。
母、ルディアー。
「砂糖大根を加工すれば砂糖を作れます。北部でも砂糖を生産できると言うことです。」
兄、アティルー。
「南部の奴らめ、焦ってるだろうな」
「南部貴族の主要な収入源の一つが砂糖だからな」
「南部の貴族の首長はサンダールで、北部はウルフだったな」
タン・ウルフー。
「北部での砂糖生産とは、、、北部としては断る理由もありません」
南部貴族たちー。
「これは明らかに南部を馬鹿にしています!」
「砂糖が出回れば価値がすぐに落ちてしまいます!」
「我々南部貴族がこれまで砂糖を守り続けてきました、私たちだけのものです」
「こういう時こそ南部の首長であるサンダールが我々の声を代弁すべきです!」
北部、ウルフ達ー。
「俺たち北部でも砂糖が作れるのか?」
「パンにも砂糖をたっぷり入れて焼けるのか?」
「一人当たり一袋ずつお菓子を食べれるんだぞ!」
「「わぁ!!」」
ラット・サンダールー。
「兄上、それだけはいけません」
「私は自分たちを守る為ならなんでもする、ラットお前には理解できないだろう」
再びアティルー。
「リリと皇后陛下が危険だ。南部の奴らがじっとしているはずがない」
「あいつに銃の一つでも渡しておくか?」
ルディアとタンー。
「皇后陛下のご提案、北部の首長として大歓迎いたします」
「ウルフは何をどうお手伝いすれば?」
その答えにルディアは不敵に笑います。
再び、南部貴族ー。
「誰であっても南部貴族を刺激するとどうなるか教えてやるべきです」
「よくも我々を、、、我々の権利を、我々の富を邪魔するとどうなるかー。」
そうは言っても、、、問題が起きたならこね返せばそれで終わり。
いくら足掻いたところで一瞬を生きる弱い人間でしかない。
俺の娘に近づく虫がいるのなら振り払えばいい。
「、、、守ってやる。お前は俺の娘だからな」
そう言ってリリカを撫でるのでした。
感想
砂糖大根の利権を中心に貴族達が騒がしくしているようです!?
ルディアは色々対策しているようですが、リリカが心配です!
アルテオス!どうかリリちゃんを守ってくれ〜〜💦
最後まで読んで頂きありがとうございました!