前回のあらすじ
「本当に大丈夫なんですか?」
様子のおかしいピヨルドを心配するリリカ。
そうしてピヨルドは気絶してしまいます。
ピヨルドが夢の中で見たものとはー?
ネタバレ 56話
”恥ずかしいと思いなさい”
”恥を知るの”
”これは全て貴方の為に身体に刻むのだから”
「はあっ」
ピヨルドは母親の悪夢から目が冷めました。
リリカに話し相手になれないと直接言わないと一番に考えるピヨルドはそこがバラットの邸宅でないことに気がつきました。
「気がついた?」
リリカがピヨルドに話しかけるとこれは夢かとピヨルドは聞きます。
「夢が良かった?」
そう聞くリリカは優しくピヨルドを寝かせます。
落ち着いた部屋の雰囲気と優しく自分を煽いでくれるリリカに安心してピヨルドは一筋の涙を流します。
「薬の出所は隠した方がいいでしょう」
リリカの作った軟膏の効果を目にしたラウブは言います。
それに対して皇宮の秘法と言えば良いとブリンは言いました。
そう二人の側近が話していると
「おお!これはなんだ?」
リリカに会いに来たアティルが現れます。
事情を説明しようとするブリンにわかってるからと言い、自分の護衛達にラウブを捕まえておくように指示します。
「リリは中にいるんだろ?」
楽しそうに、嬉しそうにアティルは小屋に入って行きます。
ガチャッ
リリカとピヨルドがいる部屋にアティルは入ります。
ポカンとする一同。
「どうしてこいつがここに!」
ピヨルドの姿を見てアティルは怒ります。
「アティル!待って!」
急いで間に入るリリカ。
「この、、、どいてろ!」
アティルが興奮して腕を振るとリリカにぶつかってしまいます。
ガッ
リリカは尻餅をついて転んでしまいます。
その瞬間抜けかけていた歯が抜け、血が出てしまいます。
「皇女様!!大丈夫ですか!?」
リリカの顔を立てて前に出ないようにしていたピヨルドがリリカの元に駆けつけます。
血が止まらないリリカの姿にピヨルドは怒ります。
「どうして、どうしてこんなひどいことを、、、!」
そう言ってアティルを睨むのでした。
感想
リリカの為に怒るピヨくんの姿にニマニマが止まりませんでした。
自分の方が酷い目にあったことがあるのにリリカの心配をして、、、
あの母親から生まれたとは思えない良い子です。
最後まで読んで頂きありがとうございました!