前回のあらすじ
自作した魔法道具を友達のディアレにプレゼントするリリカ。
実際に使ってみようと皇宮の秘密の場所にディアレを招待します。
「皇宮の秘密の場所に一緒に行ってみない？」
ネタバレ ５３話
「皇宮にこんな秘密の庭園があったなんて素敵！」
ディアレは楽しそうに言います。
リリカとディアレは庭園の手入れをしながら話します。
「ここは自然な雰囲気を追求しているので皇宮の庭園らしさはありません」
ブリンが探してきた庭師ウーランが説明します。
「うん、だから私もここが好き」
いつか欲しいと漠然と夢にみていたような庭園。
いつかこんな私だけの庭園が欲しい。
そうリリカは思います。
「なぜ魔法を使わずにこんなものを作るんだ？」
そう尋ねるアルテオスに魔法使いだとバレない為と説明します。
最近、リリカは授業をすることでアルテオスと近くなったように感じていました。
「なんで魔法使いじゃないのに魔法使いのことを知っているんですか？」
そう尋ねるリリカに
「昔、魔法使いの知り合いがいたんだ」
とアルテオスは答えます。
アルテオスの様子を見て悪いことを聞いたと思ったリリカは謝ります。
「お前は特別だからな、こんなことで怒る父親はいないだろ？」
そう言ってリリカを撫でます。
それから少し考えてアルテオスは話します。
「、、、魔法使いが俺を裏切った」
「愛してると言って俺を裏切ったんだ」
「俺を弱らせて俺の全てを奪っていった」
苦しそうに言うアルテオスにリリカは言います。
「相手を裏切るのは愛じゃありません」
力強くリリカは言います。
「愛はいつも相手を先に配慮するものです」
「いつも相手が苦しまないことを願うことです」
リリカの言葉にアルテオスはルディアを思い浮かべます。
劇場で命の危機に遭ったルディアを。
「ほう」
目を見開いて興味深げにするアルテオス。
今回の話はここで終わりです。
感想
リリカ、、８歳とは思えないしっかりした子で、、、
やっぱり働いて社会に出ることは人を成長させるのですかね。
アルテオスの過去編、見てみたいですね！
最後まで読んで頂きありがとうございました！
