前回のあらすじ
「ママが私を捨てたらどうすればいいの?」
そう言って涙を流すリリカを心配し慰めるアティル。
リリカは火災の中でも民衆を先導して皇后として立派にセレモニーをするルディアを見てもう自分はいらないのでは?と不安になってしまいます。
そんなリリカにルディアは、、、?
ネタバレ 50話
「叔母さんがそんなことするわけないだろ!?」
よく言った!アティル!私がそんなことするわけないでしょ!
「だってあの叔母さんだぞ!」
、、、アティルどういう意味なの?
面白いやり取りをする裏でリリカは言います。
「ママは昔からずっとキレイでいつでも私を捨てられたのに」
「でも私がお金を稼いできたから、お世話をして役にたつ子供だったから捨てなかった。」
「でも今のママは私がいなくても強くてキレイだから私は必要ないの、、、」
一体こう言うときは何て言えばいい?どうすれば、、、そう悩むアティル。
そこにルディアは出ていきます。
「いつだってリリちゃんがママを守ってくれていたのね、今までわからなくてごめんね」
そう言ってルディアはリリカを抱き締めます。
リリちゃん、ママは
過去の貴方がどれだけ格好良かったのか知らなかった
わからず無視して踏み躙った
今になって貴方に学ぶ事がどれだけ多かったかわかったわ
いつだってリリちゃんはママを守ってくれていたのね
これからもお互いを守っていきましょう
そして今回こそは必ずハッピーエンドで終わらせるのー。
二人の邪魔をしたらいけないとアティルはリリカの部屋を退室しました。
そこにアルテオスが来ます。
「お前はなんで聞かないんだ?」
聞きたいことはたくさんあるだろうとアルテオスは言います。
「お前の父親が俺を俺を訪ねて来た時、嫌だから帰れと言った」
だけどアティルの為に必死でアルテオスを連れ帰ろうとしました。
”貴方が私の先祖の竜であることは知っています。どうか助けてください”
幼いアティルが皇帝になるまで守る約束をして砂漠から連れてこられ、アルテオスはアティルを育てる事となりました。
「俺が未熟な保護者だったかもしれないが、こんなに育つとは、、、立派だと思うぞ」
そう言ってアティルを撫でます。
「叔父さんも最近はそこまで悪くないと思います。」
照れながら言うアティルに微笑むアルテオスは思います。
全力を尽くし助けてきた人間に裏切られ全て奪われたのに、
人間になったのもそんなに悪いことばかりじゃないと思える。
「、、、アティル?」
リリカがそう呼ぶとアティル達はそばにいきます。
「アティル、、、早く、、、」
一緒に寝て欲しいとせがむリリカにアティルは気恥ずかしさを覚えます。
!?
アルテオスがベッドに潜り込みます。
「お前も疲れているだろ?寝ろ」
アティルもベッドに入り思います。
家族だからすぐに挫折し、家族だから克服できて
家族だから許せないし、時には許せる
血が繋がっていようがいまいが、
本音を恐れようが、
人間関係が下手で毎回誤解されようが
愛し合ってると確信さえすればそれが家族だ
そうして家族になるんだ。
感想
アティルとアルテオスが優しくリリカ母娘を見守ると言うお話でした!
リリカの捨てられるんじゃ!?って不安は子供だった頃は誰でも持つ感情ですよね、、、
愛している親からすると何を素っ頓狂な!って思うかもしれませんが、
子供は親が全てだから不安になるんです。
不安なんです。
だからいつも、常に愛してるの言葉が必要なんです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!