前回のあらすじ
ピヨルドから手紙の返信が来て有頂天になったリリカ。
気分が良いまま階段を滑り降ります。
しかし、途中にあったカーブに気づかず危うく落ちそうになっていたところを皇帝アルテオスに助けられました。
どこか機嫌が良さそうなアルテオスに会議の結果が満足だったのかと尋ねるリリカ。
「実に、、、満足だったぞ」
と言うアルテオス。
しかし、母側の感想を伝えるとアルテオスはショックを受けてしまい、、、?
ネタバレ 35話
「一方的、、、ふむ、、、なるほど、そうか、、、」
「、、、これからはお互いに満足のいく会議になるように最善を尽くそう!」
そう言ってフラフラ立ち去っていきました。
そうして白竜の間に戻るとアティルが自室にいるようにくつろいでいました。
アティルはメイド達を追い出して部屋の主人気取りをしていたのです。
そんなアティルに怒るリリカでしたが、アティルはリリカを膝に抱えます。
そんな行動を見てリリカは
「アティルは本当に陛下に似ていますね」
そう言うリリカにショックが隠せないアティル。
「叔父はどう見ても砂漠出身の血が混ざった異邦人だろ!」
”出身が曖昧な皇帝”
それがアルテオスとアティルの共通点でした。
「そういえばママが護衛を選ぶって言ってましたよ」
俺はいらないと即答するアティルを心配し、自分と一緒に選ぼうと言うリリカ。
「私こう見えて勘がすごく良いんです!」
暗殺未遂事件の際もその勘が働いたと言います。
訝しげにするアティルにリリカはさらに付け足します。
今まで嫌な予感がした人物は人身売買の犯人だったり、おそらく小児性愛者だったりとリリカにとって危険な人物達ばかりでした。
リリカの余りの体験にアティルは絶句します。
「最善を選ぶことはできなくても最悪を避けることはできます!」
そう言うリリカをアティルは抱き締めます。
農奴や奴隷が帝国の歴史から消えて久しいとは言え、非合法的には存在するのが現実でした。
もしも、こいつが売られていたらー
ゾッとするアティルは急用ができたと席を外し、仕事に向かいます。
「あっ」
アティルにピヨルドが来ることを伝え忘れたリリカでしたが、
後で言えば良いかとそのまま忘れてしまうのでした。
感想
もう、アティルがリリカにベタベタすぎて可愛い笑
確かになでなでしたくなる可愛らしさがありますよね〜
私も実際いたらずっと抱っこしていると思いますもん笑
それにしても貧民街とはいえ、人身売買がまかり通っていたとは、、、
なかなかハードな世界観のようですね、、、
次回以降、ピヨルドとリリカ、アティルはどういった愛らしい姿を見せてくれるのでしょうか?
最後まで読んで頂きありがとうございました!