前回のあらすじ
リリカの優しい言葉の数々に心を開いた皇太子アティル。
人間不信に陥っていたアティルの心を本来の優しい姿に戻します。
「仕方ない、俺が守ってやる」
か弱いリリカの姿を見てアティルは思うのでした。
ネタバレ 31話
「陛下と皇后陛下は、、、昨日の夜からご一緒におられ今も会議中、、、でございます」
そう気まずそうに言うラット宰相を後にし、リリカとアティルは皇宮を歩きます。
「ママ、、、本当に大丈夫かな、、、」
健気に心配するリリカに大丈夫だろうと言うアティル。
「殿下!」
「私達を待たせて何をそんなに楽しげにお話をしているのですか?」
そう言ってきた側近をアティルはリリカに紹介します。
「これはパイ、こっちはリリカだ」
あんまりの紹介にパイは
「そういうところが皇帝陛下にそっくりですね」
と言い、アティルはショックを受けます。
「「ナラ・タカール」にお会いできて光栄です。皇女様の御名が星の様に光輝きますように」
「私はサンダール家のパイと申します」
皇族には2つ名前があり、1つ目の名前は親しい者に、2つ目の名は公式な場にそれぞれ使われるという事でした。
「お会いできて光栄です。サンダール家のパイ。リリカと言います」
そう言って順調に自己紹介をし合います。
「こちらはブラン・ソルです。既にご存知ですよね?」
そう言ってブリンの兄を紹介するパイ。
それに応えブリンの紹介をするリリカ。
「こちらは側近侍女のブリン・ソルです。私の大切な友人です」
友人?ソルなんかが?そうヤキモチを焼いたアティルにリリカは腕を引かれます。
「お前、詐欺師に投資したらしいな?」
そう言うアティルにリリカは
「詐欺師じゃないです」
と言います。
そこから少し言い合いになってしまうも二人は仲良く手を繋いで歩きます。
そしてアティルの領地の話になり、アティルの領地は夏は色んなベリーの天国だと教えられます。
「私もカゴいっぱいに収穫してみたいです」
そう言うリリカに何かを思い付いたアティル。
リリカを引っ張ってどこかへ向かいます。
途中でリリカを抱えるとリリカはデジャブを感じます。
感想
アティルはどこに向かっているのでしょうか?
何やら楽しそうな予感がします。
それにしても、ウバへの詐欺師発言とリリカとパイの紹介を見る限り、
アルテオスとアティルは本当に似てますね笑
仲良し家族になれる気がしませんか?
次回、アティルはリリカをどこに連れて行くのか?
最後まで読んで頂きありがとうございました!