前回のあらすじ
冷酷で自分を利用している皇帝とそんな皇帝と再婚した恐ろしい皇后、そしてその娘。
そう考えていた自分の家族像が勘違いだった事に気がついたアティル。
そんな混乱するアティルを呼び出し、怖いから一緒に寝て欲しいと言うリリカ。
「強くなれ、、、生き残っていつか幸せになるために」
そう言った父の言葉を思い出すアティルでした。
ネタバレ 30話
「、、、幸せになれ、アティル」
「辛い時はお前の叔父を信じろ」
そう言う父にいきなり現れた初対面の叔父を信じられないと思うアティル。
こんな敵だらけの世界に私を置いて行かないでください。お父さん!!
お父様の言う通り強くなる。生き残ってみせる。
だけど永遠に俺は孤独だー。
「私は絶対に死にません」
「いつでも殿下の味方です」
「それが兄妹でしょ?それが家族でしょう?」
リリカの優しい言葉が降り積もって、アティルの心を癒します。
涙を流すアティルは血の繋がりのない赤の他人だからこそ愛する事ができるかもしれない、
家族になれるかもしれない、そう思うのでした。
この世界は何も変わってないけど、もう大丈夫だと言う安堵感をアティルは感じました。
あぁ、こんなに心地よく眠りにつくのは初めてだ
リリカの前なら強くなくてもいいそう思い眠りにつくアティルでした。
感想
ずっと孤独感と無力感に苛まれてきたアティル。
冷たく固まっていたアティルの心をリリカがほぐしてあげました。
お父さんが亡くなってからずっと不安だったんだね、アティル。
これからはリリカや家族に守られて幸せになってね!
最後まで読んで頂きありがとうございました!