前回のあらすじ
母ルディアが全財産を投資した事を聞いたリリカ。
真っ青になって投資先のウバの元に駆けます。
皇宮の庭を見ていたウバの元に駆けつけたリリカは大きい声で言います。
ネタバレ 23話
「この詐欺師!!」
つい心の声が出てしまったリリカ。
その胡散臭い姿でママを騙したのね!
そう思います。
「貴方は詐欺師で有名みたいね!純粋な皇后様を騙したわね!」
そう言って地団駄を踏むリリカを見てウバは子供の頃飼っていた子羊を思い出します。
和むウバでしたが、後援者を失うわけにはいかないと焦り話し始めます。
リリカ、その男はもうすぐ探検隊の伝説になる人よ
帝国の片側は犯罪者の隠れ場となっている果てしない砂漠、
もう片側は果てしない樹の海となっていました。
人を襲う怪物が住んでいて、羅針盤も星座も昇る太陽でさえ役に立たない不可解な土地です。
しかし、樹海には珍しい香辛料、植物などが生息しておりこれらを持ち帰れば巨万の富が得られます。
だから多くの探検隊は樹海に挑み、そしてほとんど帰ってくる事はありませんでした。
多額の資金が無ければ成り立たない樹海探検ですが、詐欺師だと疑われていたウバは誰にも相手をされませんでした。
あの男はいずれとてつもない成果を持って帰って来る
リリカ、少しだけママを信じてー。
「そ、、そうだったんだ、、、私そんな事も知らずにウバを詐欺師だと決めつけて、、、」
そう涙を流すリリカにウバは必ず帰って来ると約束します。
そしてリリカはあの銀貨を出し、ウバに投資をすると言います。
そしてこの銀貨はいつかお金持ちになったら、貧民街を出てママと幸せになると願をかけた大切なものだと話ます。
「本当に信じていただけるのですね」
目を丸くしながら尋ねるウバは今まで自身を詐欺師として扱う人達の事を思い出します。
「信じるわ、私の全財産を投資してあげる」
そう言った皇后を思い出し、この母娘は良く似ていると思うのでした。
「必ずや、成功してみせます」
そう言って銀貨を受け取るウバは
何としてでも、何にかえても、、、そう思うのでした。
「お前、詐欺に遭ったんだって?」
そう揶揄う皇帝にリリカはー?
感想
リリカ、、、どこまでも健気な、、、銀貨を渡すところでうるっときちゃいました。
ウバもずっと人に信じて貰えなかったのに信じてもらえて、、心の傷が癒えたと良いですね!
誰にも信じてもらえないって経験はありませんがかなり、相当きついと思いますし、、、
ウバの成果を含め、今後が気になりますね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!