前回のあらすじ
皇宮を探検していたリリカ。
リリカに対して不遜な態度で太陽宮に入ってはいけないと言う門兵にお灸を据える為に近衛騎士団長のタンがリリカ一行に加わって太陽宮に向かい、門兵に対して皇女の行手を遮るとは何事かと問いただします。
そんなところに皇帝が登場してー、、、
ネタバレ 15話
「お前はタカールだ」
アルテオスがリリカを娘と認めた以上、万人がリリカに跪く事は当然の事とアルテオスは言います。
それから、他の門兵達はリリカに敬意を払うようになりました。
「権力のお味はいかがですか?」
ブリンが楽しげにリリカに問います。
リリカは考えます。
こんな美味しいものを食べられるのも、柔らかいベッドで眠れるのも権力のお陰だと、、、
「権力!最高だよ!」
、、、それはお金の味ではありませんか?
そうラット宰相は言います。
権力をいかに思いのままに振りかざすかだとアルテオスは言います。
そしてリリカは、
「十分すぎる権力を手にしたみたいです」
「こんな素敵な生活は初めてなんです」
そう言い残してカーテシーを披露して執務室を後にしました。
リリカのお陰で近衛兵隊も入れ替わり、またリリカの母ルディアも侍女長とその側近達を排除した事で、太陽宮内の貴族派、敵対勢力の一掃を行いました。
ルディアがリリカに会いに来て以前、リリカからドレス代にと持って行ってしまった銀貨を返しました。
リリカが夢を見ながら大事にしていたあの銀貨です。
感想
皇宮内がリリカ母娘のお陰で一新されたようですね。
敵対勢力の貴族派、、気になるところです。
必要な事であったとはいえ、娘の貯金を持って行ったルディアは酷いと思っていましたが、
ずっとリリカの銀貨を探していたのですね、、、娘の心を尊重しているところが素晴らしいと思いました。
こんな良い女性なのに何故、過去のルディアはリリカを不幸にしてしまったのか、、、
不幸というのは、連綿と続いていってどこかで断ち切らないと拡大していってしまうものなのですかね、、、。
今世では、ルディアの望み通りに不幸の連鎖を断ち切り、母娘二人三脚で幸せになって欲しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!