前回のあらすじ
「レイラ、即刻スコルピオンへ帰れ」
革命が起きている自国に帰れと冷たく言い放つゼフォン。
それに激昂し剣を抜くレイラ。
応接室は戦場へと様変わりします。
ネタバレ 50話
「お前さえ生まれなければ、、、!!私に魔力さえあれば!!」
「シャリオルトは私のものだった!!!!!」
叫びながら憲兵と戦うレイラ。
「皇帝として私が劣るものなど何一つなかった!!!!!」
そう悔しさを滲ませます。
袋小路に追い詰められたレイラはゼフォンの首を取ってシャリオルトの玉座に座ると言います。
「失礼」
その時、ラースが登場し炎でゼフォンを守ります。
「遅れてしまい申し訳ありません、ゼフォン様」
ラースの登場にほっとするゼフォン、そんな自分に不思議そうにします。
自らで治療してあるもののかなりの量の出血を思わせたゼフォンの姿にラースは怒ります。
「小娘!邪魔をッ、、、、!!」
そうラースに剣を向けようとするレイラですが、剣はすぐさま溶けてしまいます。
「お義姉様、貴方がゼフォン様に手を掛けると仰るならば、私はゼフォン様の為にスコルピオン帝国だって火の海に変えてみせますわ」
炎を自在に操り笑うラース。
形勢は逆転し、レイラは地下に捕らえられます。
「準備が整い次第、スコルピオンに送り返す」
ラースに改めて伝えるゼフォン。
レイラを送り返す算段をつけているとラースは以前の世界でのことを思い返します。
革命後のスコルピオン帝国は石油の取引先を見直し競売にかけた。
その結果、石油の競売は冬までもつれ込みシャリオルトは燃料不足によって多くの犠牲者が出た。
「、、、ゼフォン様、レイラ様をどう思われますか?」
そう尋ねるラースに生きようが処刑されようがどうでもいいと言うゼフォン。
そんなゼフォンにラースは言います。
「安心しました」
「私に一計があります、、、とても有益な情報も。私にお預け下さい。」
ー地下牢。
ガチャンッ
「ッ小娘!!」
レイラの入っている牢を蹴り、悠々と微笑むラース。
「何の用だ!!」
レイラの様子にまだ諦めていないと確信するラースは言います。
「どうせお別れになるのなら最後に可愛い弟妹の役に立って下さいませ」
感想
レイラの扱いがだんだん雑になっていくラース。
まぁ、今までの態度から残当だなとなってしまいますね笑
さて次回、レイラはどうなってしまうのか?
最後まで読んで頂きありがとうございました!