前回のあらすじ
バザロフ公爵と乾杯を交わすラース。
それと同時に気を失ってしまい、ラースは秘密の部屋へ連れて行かれます。
バザロフの目的はラースの解剖と人体実験でした。
「やっぱりね、素敵なパーティーにご招待ありがとう」
優雅にそう言い、ラースは炎を顕現させます。
ネタバレ 42話
意識のあるラースにバザロフ公爵は驚きます。
「薬は確かに飲んだ筈」
そう困惑する公爵にラースは言います。
「なかなか質の良い毒だったわ」
そう言いながらラースは以前の世界で皇妃となったニコラに起きた出来事を思い出します。
”侍女失踪事件”
バザロフ邸に招かれたニコラ。
しかしそこで、侍女が失踪してしまいます。
護衛を連れていなかったニコラは侍女を見つけられず、侍女はそのまま行方不明。
ラースは当時シャリオルトの生活に耐え切れず逃げたと思っていましたが、
今回の一件からそうではなかったことがわかります。
「村人が連れ去られて消息不明」
「領主であるバザロフ公爵家の証言により」
「黒竜軍の犯行と確定しました」
かつてのシングがそう言ったことを思い出すラース。
バザロフ公爵は自分の領民を失踪させ人体実験していた事実を隠すため、
ラース率いる黒竜軍に濡れ衣を着せたのでした。
「、、、御安心を、これは私が個人的に引き取った検体です。」
秘密の部屋の惨状に言い訳を始めるバザロフ公爵ですが、ラースに一笑に付されます。
「下手な言い訳はやめなさいな」
「私に見つかった時点でもう終わっているの」
そう言いながらラースは秘密の部屋を燃やします。
あまりの業火に様々な資料も鋼鉄の牢屋もみな燃えてしまいます。
そんな中でもラースの凄まじい魔力にバザロフ公爵は興奮を隠せません。
30cmの扉さえ燃やしてしまうラースの姿に狂喜します。
「期待以上、、、」
そう言って嗤っているとバザロフ公爵はラースに炎を掛けられます。
感想
バザロフ公爵、、、なかなかのクソ野郎ですね、、、
科学の進歩のためには犠牲がつきものと言いますが、常軌を逸しています。
ラースもかつての復讐ができてきっとざまあみろと思っていることでしょう。
次回、バザロフ公爵は生きているのか?
乞うご期待ください!
最後まで読んで頂きありがとうございました!