前回のあらすじ
第三夫人サシャに教えられ城下で行われる春の祝祭に行く事になるラース。
サシャと話していた際に前世での事件を思い出したラースは祝祭で一体何をするのか?
ネタバレ 29話
「どう言うことだ?あれだけ手紙を送ってやっているのにラースから一向に返事が来ない」
べリエ王国の国王でラースの父がそう言います。
「きっと手紙のやり取りも禁じられているのですよ」
小馬鹿にした様に弟エリクが言います。
「全く、せめてシャリオルトや皇帝の動向が知れればと思えば、、、」
「相変わらず使えない子ね、、、」
ラースの父と母は話します。
「今も部屋の隅で怯えながら泣いているんじゃないか?」
そう言うエリクに家族一同が笑います。
場面は変わりシャリオルト帝国皇宮ー。
怪我を負ったシングが仕事に復帰し、いつもの様に働きます。
その姿を見て他の使用人はざわつきます。
「そろそろ支度をしようかしら、シング貴方も支度なさい」
ラースがそう言ったのを聞いて侍女の一人は驚きます。
そういえばシングの傷、、、確かに一般的には悪目立ちするわね
そう思ったラースはシングに傷を隠して付いて来る様に言います。
「流行りの菓子はどこかしら、、、」
初めての祭りにワクワクするラース、純粋に祭りを楽しみます。
「花を抱えている女性が多いのは何故かしら?」
ラースは護衛の兵に聞きます。
春祭りの伝統で女性は祭りで花を買い、それを恋人に送ったり自分の家に飾ったりするそうです。
「せっかくの祭りだもの、楽しまないとね?付き合ってちょうだい」
そう言うラースに護衛達は頬を赤らめます。
「最後まで、、、、ね?」
そう言ってラースは笑います。
感想
本当に嫌な家族。
なんでこんな奴らとラースが血が繋がっているんだと思いました。
早く、ラースが自分を貶めた家族達を焼くのが見たいです!
最後まで読んで頂きありがとうございました!