前回のあらすじ
毒を盛られ宮廷医師に診てもらったラース。
毒と無関係な料理人達に袋いっぱいの金貨を振る舞うと皇宮の雰囲気は一変します。
そんなラースを夕食会に招待した第六夫人カミラ。
ラースはその誘いを不敵に受けるのでした。
ネタバレ 21話
「さて、始めましょうか」
優雅に微笑む第六夫人カミラ・クルシンスキー。
食事会が始ります。
「どうぞ遠慮なく召し上がって?毒なんて入っていませんわ」
一触即発な雰囲気で会話が進む中、カミラの家族を盾にとる発言に下らないとラースは思います。
「家族とは嫁いだ時点で縁を切ったも同然ですので」
そう言うラースに
「その従者さんは?」
そう尋ねるカミラ。
「顔で選んだのでしょう?それとも身体かしら」
そう嘲笑うカミラにラースは夫一筋と答えます。
「カミラ嬢がゼフォン様と最後に夜をお過ごしになられたのは?」
その問いに顔を青ざめるカミラ。
カミラはゼフォンと夜を過ごした事がなかった様でした。
そんなことはつゆ知らずラースはさらに畳み掛けます。
「女として求めらなくなったらおしまいですもの」
「私には”正妃”と言う立場がありますけど、それがない皆様が心配で、、、」
「、、、言葉には気をつけた方がよろしくてよ」
そう言うカミラを気にせずラースは食事会のお礼にと箱を渡します。
それは連日届けられる猫の死骸が入った箱と同じ物でした。
まさか、ここで、アレを、、、
そう緊張するカミラに
「早く箱を開けて中をご覧になってくださいな」
そう言ってラースは嗤うのでした。
感想
いやぁ、、、女性の嫌味ってすごいですね、、、
と言うか、カミラはシャリオルトの公爵家の出身だったんですね!
道理で銀髪なわけです。
連日の箱の犯人はやはり第六夫人でしたか、、、
可哀想な事をしますね、、、
次回、箱の中身は何なのか乞うご期待!
最後まで読んで頂きありがとうございました!