前回のあらすじ
白鯨船が襲われる情報を取引材料として皇帝に提供したラース。
その取引の話を聞き、怒り狂った第四愛人と対決する為に公爵夫人の誕生日パーティーに参加する事になりましたが、今回の話はどうなるのでしょうか、、、
ネタバレ 10話
温室庭園に赴いたラースは花の美しさに目を奪われます。
そして噴水脇に静かに佇む女性に出会いました。
彼女は第三愛人のサシャ・レベジェフ、やけに腰の低い彼女はラースに挨拶するのでした。
そして一緒にお茶会をする二人でしたが、サシャは紅茶の美味しさに感嘆し、プニャーニキに合いそうと言います。
プニャーニキはシャリオルト帝国で流行している砂糖菓子で、今までお茶会や社交の場に出ていなかったラースには知らないお菓子だったのです。
恥ずかしそうにするラースに優しくフォローしてくれるサシャ。サシャに対して他の愛人について聞くと
現在最も権勢を振るうのは第四愛人ではなく第六愛人だと言うのでした。
サシャは大人しい性格からどちらにも敵視されていない様ですが、自分はこの城に居場所が無いと力無く言うのでした。
「貴方の為に祈らせて下さい」
目を潰された後の捕虜時代、ある女性が痛み止めにとワインを持ってきてくれた事がありました。
その時の事を思い出し、ラースはサシャに優しい目を向けるのでした。
ありがとう、あの時の恩は忘れていないわー。
そう心で呟き、微笑むラースにサシャは不思議そうにしますが、ラースは何も言わず。
「邪魔な連中を根絶やしにした後、改めてお茶会に誘うわ」
そう言って立ち去るのでした。
感想
今回、第四愛人とガチバトルかな?_と思ってたので、思いの外穏やかな話で和みました。
サシャは力は弱かったけど、自分にできる事はやりたいと思える優しく芯の強い女性なんだなと思いました!
もし最後にサシャが裏切る、、、なんて展開があったらショックで寝込みそうです笑
最後まで読んでくださりありがとうございました。