前回のあらすじ
第四愛人にペンキをかけられ髪もドレスもめちゃくちゃになってしまったラース。
ゼフォンはもう食事会に来ないだろうと思っていましたが、
そこに黒髪でなく美しい金髪になったラースが現れました。
余りの美しさに絶句する皇帝にラースはー、、、
お求めいただいた暴君陛下の悪女です ネタバレ 8話
「よく似合うぞ、ラース」
「金髪だなんてバレたら、大事な貴方が魔力欲しさに狙われてしまうわ」
「黒髪の方がずっとお似合いですぅ」
「「「これからも小まめに黒に染め直すようにね」」」
「お前は最初から切り捨てられる存在だったんだ、その黒髪がその証拠だ」
ラースは家族から言われた言葉を思い出していました。
黄金の髪はベリエ王国では王族の証でした。
金や銀の輝く髪は強い魔力を持つ証であり、ラースの金髪はそれだけで皇帝に価値を示すことができました。
染めたのかと問う皇帝ゼフォンに対し、地毛だと答えるラース。
家の方針で隠していたと話すラースに訝しげなゼフォン。
弟妹がラースと比べると魔力が弱く、その為に隠していたと話すラースに劣等種は淘汰されるべきだと言うゼフォン。
ラースは前世では優等種である自分が淘汰されたと思うのであった。
ゼフォンはラースに正妃としての資質を求めていなかった、利用価値のある女性は既に手元にいると吐き捨てる。
「私には彼女達以上の価値がありましてよ」
そういうラースにゼフォンは
「調子に乗るな」
そう言い、自分の気分次第でいつでも始末できる事を忘れるなと付け加えます。
そんなゼフォンに対してラースは自身を失ったら国家を揺るがす様な情報を取り逃がすと言い、
「白鯨船、この名前に覚えはありますよね?」
そう言って微笑むラースに一同は息を呑むのだった。
感想
噂通り冷酷な皇帝ゼフォンに対して少しも怯まないラースは魅力的ですね!
本来の金髪に戻って純度100%の天然美人になったラースにゼフォンも見惚れていましたね。
早くこの二人の恋愛模様が見たいです!
最後まで読んでくださりありがとうございました!